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魅力向上「オールとちぎで」 栃木県知事・宇都宮市長インタビュー 

インタビューに応じる栃木県の福田富一知事(根本和哉撮影)
インタビューに応じる栃木県の福田富一知事(根本和哉撮影)
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 昨年11月のダブル選でともに5選を果たした福田富一知事と宇都宮市の佐藤栄一市長。二人三脚は16年以上に及ぶが、昨春以降、新型コロナウイルスの流行という前例のない危機が立ちはだかる。ほかにも、市街地活性化や魅力度向上など、県と県都に共通する課題は多い。2人のリーダーはこれから、どのように連携しながらこの難局を乗り越えていくのか。新春にあたり両氏に語ってもらった。

福田富一知事「調整する姿勢、県民の利益に」

 --新年の抱負を

 「新型コロナの陰に隠れたが、一昨年の台風19号被害からの復旧復興。今年の出水期までには、改良を伴う7河川を除き復旧が終わる。今までより安心して生活してもらえるだろう」

 「県政の中長期目標『とちぎ未来創造プラン』がスタートする。『人が育ち、地域が活きる 未来に誇れる元気な“とちぎ”』実現に向け、人材育成や産業の成長など戦略を進める」

 --コロナ禍の教訓は

 「相談検査体制や入院病床確保は財政調整基金に頼らなくてはいけないが、残高が心許ない。大規模災害に備えるためにも、歳出構造を改革して残高の積み増しに努めなくては」

 --その手段は

 「内部を効率化するとともに、外部で稼ぐ『両面作戦』だ。AI(人工知能)なども活用して行政の効率化を図る。関西でのプロモーション活動や企業誘致により、さらなる税収増を目指す」

 --総合スポーツゾーンがいよいよ完成する

 「100年使える前提で整備し、国際大会を誘致する環境も整った。本県から世界的に活躍するアスリートが育つ場になればと期待している」

 --宇都宮市長時代に手がけたLRT(次世代型路面電車)も来年開業だ

 「市も県も不要論が根強かったが、『これからの時代に必要だ』と旗を降ろさず、佐藤市長も加わり一緒に取り組んできた。『新しい日常』の時代を迎え、都会を離れる人が増えそうだ。マイカーがなくても、公共交通の基幹軸としてLRTが役割を果たす。その結果、移住者が宇都宮、栃木を選ぶようになれば」

 --宇都宮市との連携、中心市街地活性化に県が果たす役割は

 「LRT西側延伸や、市街地再開発の議論が一層重要になる。(知事選で公約に掲げた)図書館や美術館など『知の拠点』構想の策定も含め、議論していく。宇都宮への整備を決めたわけではないが、活性化の議論に組み込まれるだろう」

 --佐藤市長とは就任以来のコンビ。他県と比べ関係が良好との声が多い

 「珍しいと、よく言われる。知事と県都の市長のそりが合わないと、県民にとってマイナス。努めてそうならないよう取り組んできたし、佐藤市長や24の市町長も同じ思いだと思う。県庁で考えた施策が市町にとってベストとはかぎらない。互いに微調整する姿勢があってこそ行政がうまく動き、県民の利益になる」

 「宇都宮は中核市でもあり、担ってほしい役割が多い。遠慮せず意見を伝え、連携を強化したい。それが24市町へも波及すればと」

 --魅力度ランキング最下位の克服について

 「北関東3県の連携などプロジェクトがいくつか始まった。『自分にもできることがあるのでは』と、県民が考える機運も醸成されたと思う。魅力度向上の努力をオールとちぎで進める土壌ができたと捉えたい」

 --コロナ禍で辛抱が続く県民へのメッセージを

 「命と暮らしを守り、ふるさとを大事にする県政を今年も進めていく。コロナで不自由な思いをさせるかもしれないが、ご協力を」

(聞き手 山沢義徳)

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