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新元素ニホニウム発見認定5年 「欧米中心の科学に風穴」森田浩介氏

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 日本発祥の新元素「ニホニウム」の発見が平成27年末に国際的に認定されてから、間もなく5年を迎える。ロシアとの激しい競争を制し、日本がアジアで初めて元素の発見国となったニュースは大みそかの列島を駆け抜けた。研究チームを率いた理化学研究所の森田浩介・超重元素研究開発部長は「欧米中心の科学に風穴を開けられた」と当時を振り返った。(伊藤壽一郎)

 --新元素の発見が認められ、命名権を獲得できると思っていたか

 「不安は全くなかった。絶対に取れると確信していたので、連絡が待ち遠しかった。早く来ればいいなあと思っていた」

 --連絡があった瞬間は

 「福岡県内の自宅に帰省していた。大みそかの朝5時、国際機関からの電話でたたき起こされた。しばらく絶句してしまったが、とうとう来てくれたんだと感じ、とてもうれしかった」

 --その後の行動は

 「すぐにメールで、研究チームのメンバーに連絡した。みんなから次々に『本当によかった』などと返信が入り、喜びの実感が高まった。理研にも急いで連絡した。すると記者会見のため、すぐに福岡から(埼玉県和光市の)理研に向かうことになり、バタバタと慌ただしくなった」

 --午後5時に始まった会見には、報道陣など100人近くが集まった

 「本当に、皆さんに高い関心を持って受け入れられているのだなと感じた。大みそかだったから、NHKの紅白歌合戦の途中に挟まれるニュースでも流れ、うれしさが募った」

 --ロシアとの競争に勝ち、28年にニホニウムと命名した。日本が科学の歴史に名を刻んだ意義は

 「新元素の発見は、それまでロシアを含めた欧米に限られていた。欧米が中心の科学に対して、アジアの国が大きな風穴を開けることができたことに非常に意味がある」

 --自分の身の回りや社会は何か変わったか

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