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強い感染力のコロナ変異種 ワクチンの有効性は…

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 日本国内で25日に確認された英国の新型コロナウイルスの変異種は従来と比べ、強い感染力が特徴とされる。ウイルスが変異すること自体は珍しくなく、これまでに確認された新型コロナウイルスの変異は数千に及ぶ。なぜ感染力が高まったのか。開発されたワクチンへの影響はないのか。変異種の特徴をまとめた。

高い感染力

 変異ウイルスは今月、英国の公衆衛生機関や学術機関が連携したチームが報告した。変異は9月下旬に発見され、チームは「海外から持ち込まれたことを示すデータはなく、英国内で進化した可能性が極めて高い」とした。

 日本の国立感染症研究所によると、新型コロナの発生源とされる中国湖北省武漢市で報告されたウイルスと比べ、変異種は、ウイルスの「設計図」であるゲノム(全遺伝情報)の29塩基に違いがあった。これによって実際に起きた変異は計23あるとされる。うち一部はウイルスがヒトの細胞に侵入する足掛かりとなり、ウイルスの表面に突起状にあるスパイクと呼ばれるタンパク質の形を変化させていた。

 実は、このスパイクに生じる変異が、新型コロナの感染力を増強させる可能性があることはすでに指摘されていた。

 今年9月に米科学誌セルに掲載された研究成果によれば、変異によってスパイクに起きる構造変化に伴い、ウイルスはヒト細胞に結合し、その内部に侵入しやすくなっていた。今回の変異種で確認され、「N501Y」と呼ばれるスパイク変異の一つもこのタイプだと考えられており、感染力の強さの原因となった可能性がある。南アフリカで急増している変異種でも同様の変異が見つかっている。

 変異種の感染力について、英政府は既存のタイプより最大70%強いと発表。英ロンドン大衛生熱帯医学大学院の研究者が23日にオンラインで発表した未査読の論文によると、入院データや死者数などをもとに56%強いと推定している。

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