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実習中止・制限、技術習得にリモート…看護師の「卵」懸命 

病院などでの実習に向けて学校内で練習を積む看護学科の学生たち(関西国際大提供)
病院などでの実習に向けて学校内で練習を積む看護学科の学生たち(関西国際大提供)

 新型コロナウイルスとの戦いの最前線に立つ看護師。感染拡大で人手不足が課題となる中、看護師を目指す学生がコロナ禍で苦境に立たされている。コロナ対応に追われる医療現場で受け入れ中止や人数制限があり、学内での実習などの代替策をとらざるを得なくなっているためだ。リモート実習を行うところもある中、看護師の「卵」たちは限られた環境の中、技術取得に励んでいる。

 千葉県市川市にある和洋女子大学の看護学科では、元々実習予定だった病院からコロナ対応などを理由に実習を断られたため、代替の実習先確保に追われている。看護学科長の中澤明美教授は「大学近くの国立病院をメインに、ほかにも10~20カ所の施設から協力を得て100人の学生の実習先を確保している状況。学生には『受け入れてくださる病院や患者さんに感謝の気持ちを忘れず、学びの多い実習にしてほしい』と伝えている」と語る。

 駒沢女子大(東京都稲城市)看護学部の風岡たま代教授も「実習は断られており、替わりの施設を探すのも苦労している」と話す。仮に実習が可能となった場合でも「医療従事者は家族以外との会食が禁止されており、実習中はそれと同じことを学生たちにも守らせなければならない」と、コロナ禍ならではの苦労があることを強調した。

 3つの看護師養成学科がある専門学校「首都医校」(東京都新宿区)は通常、5月から翌年3月まで実習を行うが、今年は5~7月は実習を自粛。和田奈津子副校長によると、現場の実習以外に学内での実習やリモートも活用したという。

 実習を終えた高度看護保健学科(4年制)4年の登坂夏子さんは「(現地での実習が通常より短く)大丈夫かな、という思いはあるが、リモート実習で考える力や想像する力を得ることができたと思う。患者さんに最善の看護をしたい」と話した。

 別の都内の大学の看護学科に通う2年生も、コロナ禍で改めて看護師という仕事を見つめ直す中で「自分が感染するかもしれないリスクなど、さまざまなストレスがあり、大変な仕事だと思う。そんな中でも活躍する姿を見て、自分も力になりたい」と語った。

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