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千葉県、医療体制逼迫の恐れ「フェーズ4」に引き上げ 船橋市など29日 千葉市は来月5日から 

病床確保の基準を「フェーズ4」に引き上げる方針を示した森田健作知事=22日、県庁(小野晋史撮影)
病床確保の基準を「フェーズ4」に引き上げる方針を示した森田健作知事=22日、県庁(小野晋史撮影)

 千葉県は22日、年末年始を前に新型コロナウイルスの感染拡大が収まらないことや県北西部の東葛地域と千葉市で病床稼働率が約6割となり医療体制が逼迫し始めたことから、コロナ患者向けの病床確保の基準について東葛地域を29日に、千葉市を来年1月5日から、最もレベルが高い「フェーズ4」に初めて引き上げる方針を示した。専用病床数も756床から949床にし、193床増やす。森田健作知事が「医療の緊急事態だ」として、同日の緊急記者会見で明らかにした。

感染最多152人

 県内ではこの日、コロナに感染し入院していた2人の死亡と、1日当たりでは過去最多の152人の感染が確認された。県と千葉、船橋、柏市が発表した。

 県によると、引き上げは市川、浦安、習志野、八千代、鎌ケ谷、船橋、柏、野田、松戸、流山、我孫子の東葛11市が29日からで、千葉市は来月5日から。ICU(集中治療室)など重症者向けの病床数は救急医療への悪影響などを考慮し、現状の61床に据え置く。

 県は「命にかかわる救急は今まで通りだが、がんの手術で例えば1週間先にできた手術が、1カ月先になることは十分ありうる」と指摘。フェーズを再び引き下げる時期は未定という。

 引き上げの背景にあるのは病床稼働率の上昇だ。

 新規感染者数の増加などにより、県全体では21日時点で47・2%に達している。特に東葛地域や千葉市では60%を超え、逼迫しつつあった。

 コロナ専用病床を193床増やすことで、通常医療向けの病床が減少することになる。感染拡大の防止に向け、森田知事は「この状況が続けば医療の緊急事態だ。緊急を要する手術を遅らせるようになってはいけない。静かな年末年始を過ごしてほしい」と、県民の協力を強く求めた。

市川のパブ集団感染

 県によると、市川市の接待を伴う飲食店「パブ『クレージーホース』」の従業員13人が陽性と判明。同店での感染者は計15人になり、県はクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。クラスターが発生していた山武市の県立成東高校では新たに教員1人が感染。同校の感染者は計9人となった。市原市の特別養護老人ホーム「青柳園」では新たに入所者2人と職員1人の感染が確認され、感染者は計8人となった。

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