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「さいたま市民会館うらわ」半世紀の歴史に幕 浦和区の文化的シンボル

来年3月末に閉館する「さいたま市民会館うらわ」=22日午後、さいたま市浦和区(中村智隆撮影)
来年3月末に閉館する「さいたま市民会館うらわ」=22日午後、さいたま市浦和区(中村智隆撮影)

 ホールや集会室などを備える「さいたま市民会館うらわ」(さいたま市浦和区)が来年3月末、老朽化に伴い閉館する。ホールなどの機能はJR浦和駅西口に建設される複合施設に移転する予定だ。浦和区の文化的なシンボルとして約半世紀にわたって親しまれてきた施設の閉館に、市民からは惜しむ声が絶えない。

 さいたま市民会館うらわは昭和46年に「浦和市民会館」として開館し、平成13年、旧浦和市など3市が合併してさいたま市が誕生した際に現在の名称になった。地上8階、地下1階建てで、延べ床面積は約7千平方メートル。コンサート室や展示室に加え結婚式場なども擁しており、多くの市民に愛されてきた。

 しかし、建物や設備の老朽化が進み、耐震性の確保も難しくなったことから、今年度いっぱいで閉館することが決まった。さいたま市の担当者は「長く利用してもらったので名残惜しい」と話す。

 浦和駅西口に建設される新たな複合施設は、令和6年度の開館を予定しており、市によると、ホールやスタジオの機能を持たせる計画だ。

 さいたま市民会館うらわでは現在、50年の歴史を振り返る写真展(入場無料、来年3月28日まで)を開催している。昭和44年の起工式などの様子を紹介しているほか、46年の落成記念式典でパレードが行われ、お祝いに沸く人々の写真もある。結婚式やコンサート、落語家の独演会などで利用された際の写真も展示している。

 写真展に訪れたさいたま市桜区の70代の男性は「演奏会や落語などを聞きに来ていた。浦和のシンボルだった。気軽に利用できる施設がなくなるのは寂しい」と語った。(中村智隆)

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