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コロナ禍のメディアリテラシー考える 日本NIE学会全国大会開催

 日本NIE学会の第17回大会が11月22日、「デジタル時代の新しいメディア・リテラシー」をテーマにオンラインで開かれた。ミニシンポジウム「withコロナでの『メディア・リテラシー』を考える」では、同学会が全国の小学5年~高校3年(回答数2192人)にメディア接触状況を調査・分析し、新聞社やネット専門メディアへのインタビューなどを基に意見交換が行われた。

 調査では、学年にかかわらず、新聞の情報は「全部信頼できる」「大部分信頼できる」との答えが大半を占め、ネットの信頼度を上回った。一方で、ネットに比べて新聞に触れる機会は限られており、調査を分析した奈良女子大付属中等教育学校(奈良市)の高校3年生は「新聞を読むことはほとんどなく、漠然と信頼できると思い込んでいるように思う」と分析した。

 同校の二田貴広教諭は「今の子供たちは『人』を見ている。事実だけの記事より意見のある社説の方が読みやすいという。記者から直接、取材意図や客観的に書く姿勢を聞くことが大切だと感じた」と話した。

 分科会では京都教育大付属桃山中学校(京都市伏見区)の神崎友子教諭が、中3生にメディアとの関わりや新型コロナ情報の受け取りなどを調査した。新聞のデジタル記事の読み比べやツイッター広告の比較を通じて、(1)信頼性の確かめ方(2)批判的な読み方(3)情報を論理的に判断する力-を培う授業を行った。

 「うがい薬でウイルスが減少する」とした大阪府知事の発言を伝える2つの新聞記事(デジタル版)の読み比べでは、批判的な専門家の声や論理の一貫性を根拠に信頼度を測る生徒が多かったほか、実験対象人数が少ないことを理由に「どちらも信頼できるとはいえない」とした生徒も。生徒たちは一つの情報をそのまま受け取らず、背景や送り手の意図、読み解き方などを考えながら接する姿勢に変化したという。

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