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【不登校 居場所を探して~宙に浮く連携(下)】学校「辞める」ライトに選択 社会性育む責任は大人に

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算数の問題を解く子供。自分の居場所を見つける力を身につけさせたい(写真は本文と関係ありません)
算数の問題を解く子供。自分の居場所を見つける力を身につけさせたい(写真は本文と関係ありません)
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 千葉県在住の上村正樹さん(48)=仮名=の小学2年の次男(8)が学校に行ったのは、入学式を含めて3日だけだった。

 「学校に行きたくない。おうちにいるとき、ぼくはふわふわって感じ。学校ではキュッてなる」。3日目の夜、真剣な表情としぐさで思いを伝える姿に、正樹さんは次男が保育園でも他の園児との関係に苦しんでいたことを思った。「とても繊細だから、学校の堅苦しさを強く感じたんだろう」。4歳年上の長男も学校生活に苦しみ、半年前から不登校になっていた。

 「分かった、いいよ、行かなくて」。そう答えた。

意識の変化

 不登校をめぐって大きな課題となっているのが低年齢化だ。文部科学省の令和元年度の調査によると、昨年度の不登校の小学生は5万3350人(前年度4万4841人)、中学生は12万7922人(同11万9687人)。人数は中学生の方が倍以上いるが、増加率は中学生の6・9%に対し、小学生は19・0%。中でも1~3年は19・5~25・5%増で、問題の深刻さがうかがえる。さらに年度内に1日も登校しない児童も増えており、昨年度は1601人に及んだ。

 近年の傾向として複数の学校関係者が口をそろえるのが、子供の意思を尊重して早々に学校を「辞める」保護者の増加だ。上村さんも、次男の不登校は「これから想定される苦難を回避するため」とし、今後も本人が望まない限り行かせるつもりはない。

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