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【花田紀凱の週刊誌ウオッチング】〈802〉「コロナ」コメンテーターの論理

マスク姿で東京・原宿の竹下通りを行き交う大勢の人たち。都内の新たな新型コロナウイルス感染者数が過去最多となった=17日午後
マスク姿で東京・原宿の竹下通りを行き交う大勢の人たち。都内の新たな新型コロナウイルス感染者数が過去最多となった=17日午後

 今の『週刊新潮』こそ、まさに雑誌ジャーナリズムの王道を行っている。

 今週(12月24日号)の白眉は、左柱の玉川徹(テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」コメンテーター=テレビ朝日社員)批判だ。

 「『コロナは煽(あお)っていい』『自殺は関係ない』ワイドショーの使命に自己陶酔『玉川徹』の口にマスクを!」

 玉川徹がいかに無責任か。

 〈裏づけがない話で視聴者を煽り、自分に都合が悪い話からは因果関係が不明だと逃げ、だれも求めていない使命に酔って、世を惑わす。こんな男の小学生以下の空論(以下略)〉

 “空論”の詳細はぜひ記事を。

 ならばコロナ対策として、今、何をすべきか。東大大学院法学政治学研究科の米村滋人教授。

 〈「政府も分科会もGoToに予算を割き、感染者が増えたら一時停止にするなど、その時々の感染状況に踊らされた、近視眼的な対策に終始しています。(中略)場当たり的な対応しかしないなら、専門家として失格です。必要なのは半年先、1年先を見据えた具体的な提言。医療崩壊を防ぐために、コロナ受け入れ病院に人員を派遣した医療機関や個人に給付金を支払うなど、医療資源を均衡化するためのお金の使い方が必要です」〉

 そして、何より、今すぐやるべきことは、食の安全・安心財団の唐木英明理事長(東大名誉教授)が言っているように、指定感染症2類扱いを5類に変えることだろう。

 〈「それができないのは、新型コロナは“死ぬ病気だ”という意識を国民に植えつけた専門家、テレビ、新聞のせいです」〉

 玉川徹の罪は重い。

 『週刊文春』(12月24日号)もトップはコロナで「『尾身会長を黙らせろ』菅首相逆ギレ命令」。

 世界的権威を引っ張り出して〈GoTo継続に拘泥する〉菅総理を批判しているが、ゴシップを交えて現象を追うばかりで「今、何をすべきか」がないのが『新潮』との差だ。

 左柱が、「河野景子再婚 相手は怪しいエステ経営者」。どうでもいい話。放っとけ。(月刊『Hanada』編集長)

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