PR

ライフ ライフ

慶大伝統の「山食」、クラウドファンディングで経営危機脱出へ

慶應義塾大学の三田キャンパス内にある食堂「山食」(蔭山実撮影)
慶應義塾大学の三田キャンパス内にある食堂「山食」(蔭山実撮影)
その他の写真を見る(1/2枚)

 慶応義塾大学の三田キャンパス(東京・三田)で創業83年の歴史を誇る食堂「山食」がコロナ禍による売り上げの激減で深刻な経営危機に陥り、運転資金の確保に向けてクラウドファンディングに乗り出した。14日の開始以降、SNSで一気に情報が拡散したこともあり、卒業生らが支援に動いて、集まった額は18日現在で早くも目標の500万円の5倍近くになる2400万円超に達している。

 「山食」は三田キャンパスの場所が「三田の山」といわれるように、「山上の食堂」から「山食」になったとの説が有力だ。創業当時から変わぬ味を守るカレーライスを名物に、慶應義塾で学び、教える人々に親しまれ、学生や教授や卒業者らが日々利用してきた。

 しかし、コロナ禍でオンライン授業が主流となり、学生の利用は大幅に減っている。懐かしい味を求めて訪れる卒業生も大学構内への入場が厳しくなり、配慮が必要になってくると足は遠のいてしまう。

 「山食」代表の谷村忠雄さんによると、売り上げは昨年比で80%ほど減少している。価格を抑えて、たくさん食べてもらう「薄利多売」が経営方針だけに利用者の激減による打撃は大きい。年間で60~70件あったパーティーもコロナ禍で完全になくなったという。

 谷村さんは「このままでは存続は難しいと判断し、クラウドファンディングに挑戦することにした。歴史が途絶えてしまうのはさびしい」と話す。来年1月27日まで受け付け、支援者には金額に応じて、名物のカレーのレトルトパックやカレー皿などを提供する。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ