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冬場の換気、悩む飲食店 CO2濃度チェックも…「調整難しい」

東京都荒川区の「natural cafe こひきや」では、店内の客に見える場所に二酸化炭素濃度センサーを設置し、安心感を醸成していた=18日午後、東京都荒川区(荒船清太撮影)
東京都荒川区の「natural cafe こひきや」では、店内の客に見える場所に二酸化炭素濃度センサーを設置し、安心感を醸成していた=18日午後、東京都荒川区(荒船清太撮影)

 新型コロナウイルスへの感染リスクが高まるとされる3密(密閉、密集、密接)を避けるための換気の目安として、換気が悪いほど数値が上がる二酸化炭素濃度を取り入れる動きが広まっている。ただ、感染抑制と数値との関係は未解明な上、冬の換気は感染リスクを高める湿度や室温の低下にもつながることから、二酸化炭素濃度計を取り入れた現場では試行錯誤が続く。(荒船清太)

 東京都荒川区の「natural cafe こひきや」では営業中、パソコン画面で店内に設置した二酸化炭素濃度計の数値のグラフを常にチェックしている。「冬場は換気をすると室温や湿度が低下するため、調整が難しい」。店長の朝倉脩登(なおと)さん(44)は打ち明ける。

 営業が始まる18日午前11時の時点で同店の二酸化炭素濃度は500ppmだったが、昼までに700ppm前後まで上昇。ドアを頻繁に開け閉めするなどして、同店で目安としている800ppm以下で推移した。朝倉さんは「細かな調整ができるようになった」とするが、換気で湿度が低下するため、加湿器も導入する予定だ。

■保つ数値に限界

 人は呼吸によって酸素を体に取り込み、二酸化炭素をはき出している。そのため、人が密集するほど二酸化炭素の排出量は増え、換気が悪ければ排出された二酸化炭素がたまって濃度が上がる。外気では400ppmほどだ。

 厚生労働省は11月の報告書で、空気清浄機を使っていない環境では1千ppmを目安とすることの有効性に言及しているが、同じ報告書で湿度は40%以上、室温は18度以上を推奨している。ただ、冬は換気すればするほど室温と湿度が低下するため、バランスを取るのは難しい。

 しかも、空間の広さや出入りする人数、換気設備の状況などによって保てる数値には限界がある。

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