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小山高専、ロボコン全国大会初優勝 アーティスティックスイミング再現

高専ロボコンの全国大会で初優勝を飾った小山高専の学生
高専ロボコンの全国大会で初優勝を飾った小山高専の学生

 オンラインで11月下旬に開かれた「第33回アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」(高専ロボコン)の全国大会で、小山高専(栃木県小山市)が初優勝を飾った。昨年の全国大会では決勝戦で相手チームと同点となり、判定負けという結果だっただけに、その悔しさをバネにロボット作りに励んだ。

 栄冠を手にしたのは電気電子創造工学科4年生の舘野桜さん(19)ら7人。大会では、プール内で音楽に合わせて演技するアーティスティックスイミングを再現した。床を水面に見立てて、顔の上半分と両脚の部分のロボット(計6台)の精密な技術が評価され、全国54校、150チームの頂点に立った。

 今年は新型コロナウイルスの影響で、課題発表から本番までの期間が短縮された上、初めてのオンライン開催だったが、100点満点中88・4点をたたき出した。

 今大会の競技課題は「誰かをハッピーにするロボットを作る」。舘野さんは「東京五輪・パラリンピック延期のニュースで残念な気持ちになっていた世界中の方々をハッピーにしたい」と考えた。チームを指導した同校の田中昭雄教授は「水中でやることをあえて陸上で表現するというアイデアが、独創的でインパクトがあった」と振り返る。

 製作で苦労したのは、演技者のまぶたや関節のしなやかな動きを再現すること。速度などを制御するモーターを採用し、動き始めと終わりはゆっくり、途中は速く、という動きを試行錯誤して微調整した。

 同校では、これまで関節のあるアームロボットを製作した知見がある。昨年の全国大会で優勝を逃したチームのメンバー、同科3年の亀井温由樹(はるゆき)さん(17)もおり、こうした財産が今年のチームに引き継がれた。

 6人が音楽に合わせて6台のロボットをそれぞれ操作し、脚や顔の部分の動きを合わせることも難しかった。メンバーは約1カ月間、平日の放課後や土曜日を利用して練習を重ね、本番では息の合った動きを表現できた。

 同校は26日、県内の小中学生を対象としたリモート配信によるロボット実演講座を予定しており、メンバーはロボット操作に磨きを掛けている。(鈴木正行)

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