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「コロナ禍でも転ばない」 警視庁捜査見守った「だるま」前橋市に返納

山本龍市長(右)にだるま返納する警視庁捜査1課の花見秀一警部補(中央)と高木敦朗巡査部長 =18日、前橋市役所
山本龍市長(右)にだるま返納する警視庁捜査1課の花見秀一警部補(中央)と高木敦朗巡査部長 =18日、前橋市役所
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 殺人事件などを捜査する警視庁捜査1課の署員が18日、前橋市役所を訪れ、今年解決した事件を書き込んだ「だるま」を山本龍市長に返納した。60センチほどのだるまは市などが毎年、年始に贈呈しており、返納は歳末恒例の行事。1年間、捜査を見守っただるまの背面には、解決した15の事件名が書き込まれている。

 ガス点検を装い首都圏の高齢者宅を襲った連続強盗事件や今月、保育士の男が逮捕されたばかりの栃木県那須町の別荘地山林での女性遺棄事件。生々しい事件名が記されただるまは、警視庁捜査1課長の後方に置かれ、捜査員を見守った。群馬県邑楽町の女子高生らが犠牲になり、15日に死刑判決が出た座間9人殺害事件も3年前、だるまの背に書き込まれている。

 返納した1課強行犯捜査第1係の花見秀一警部補によると、新型コロナウイルス禍に揺れた今年は、だるまにちなみ「コロナにも転ばない」捜査を願い続けたという。「被害者のためにホシをあげるのがわれわれの仕事。コロナ禍だから検挙できませんなんて言っていられませんから」

 前橋市と警視庁の縁は、昭和36年から44年に放送されたテレビドラマ「七人の刑事」がきっかけ。ドラマにだるまが登場したほか、県出身の俳優、天田俊明さん(86)が刑事役で出演し、前橋市観光協会が40年ごろから毎年、ドラマの舞台となった警視庁に事件解決や平安祈願のため、だるまを贈っている。

 半世紀以上にわたる縁に花見警部補は「いつも見守ってもらっているように感じますね」。だるまを受け取った山本市長は、「今年もお役にたてて、本当によかった」と話した。

 だるまは市役所1階ロビーで展示された後、新年1月9日開催の前橋初市まつりの「お焚(た)き上げの儀」で供養、浄化される。

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