PR

ライフ ライフ

「よくぞやってくれた」35人学級に保護者ら歓迎の声

 令和7年度までに小学校の全学年で35人学級が実現する見通しとなり、現場の学校や保護者からは「子供に割ける時間が増える」「密を防げる」と歓迎の声が上がった。一方、学級人数の多い都市部の学校では校舎内に空き教室がない場合もあり、実現性に疑問を示す人もいた。(木ノ下めぐみ、藤井沙織、地主明世)

 堺市東区の公立小の校長は「よくぞやってくれた」と歓迎。「子供1人1人の活躍の機会が増える。教師はきめ細かい指導ができる」と話した。同校では2~6年で1クラス35人以上となっており、支援学級の児童が一緒に授業を受ける際に40人を超える教室も。「新型コロナの感染が拡大する中、『密』を避けるという意味で心配があった」

 大阪市立豊崎東小の大町光生教頭も「担任が児童と関わる時間を増やせる」と歓迎した。同校も3~5年が1学級40人以上だといい、「配慮が行き届き、学力の安定や保護者の安心にもつながる」とする。

 保護者からも期待の声が上がった。大阪府東大阪市で小学4年の双子を育てる女性会社員(45)は以前、子供のクラスで学級崩壊があったといい、「教師が子供を見きれていない」と指摘。コロナについても「教室の密が気になっていた」と話した。

 40人学級の対応に苦心している教諭は多い。東大阪市立小学校の女性教諭(35)は「40人と35人では、子供に割ける時間も力も全然違う」。大阪府の30代教諭も「40人の子供には、勤務時間中に対応しきれない」と明かした。

 一方、大阪市天王寺区の女性会社員(46)は、長女(9)が通う市立小の敷地は狭いと指摘し、「今も校区内で複数のマンションが建設中。35人学級なんて実現できるのか」と懐疑的。小学3年と5歳の2児を育てる吹田市の女性(39)は「ただ教室の人数を減らすだけでなく、先生方の働き方なども含めてしっかりと検討してほしい」と要望した。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ