PR

ライフ ライフ

宇都宮の伝統野菜「新里ねぎ」出荷進む

新里ねぎを収穫する麦島弘文さん=宇都宮市新里町
新里ねぎを収穫する麦島弘文さん=宇都宮市新里町

 宇都宮市北西部の新里地区で、江戸時代から栽培されてきた伝統野菜「新里ねぎ」の出荷が進められている。同地域でしか栽培できない「曲がりねぎ」で、柔らかさと甘みが強く、青い部分までおいしく食べられることが特徴。直売所など生産者の独自ルートでの販売が中心のため、同市新里町丙の麦島農園には連日、買い求める人が訪れている。

 同地域は粘性の高い土質のため、2月頃に浅く掘って植え付け、8月頃に「踏返し」と呼ばれる植え替えを行う。植え替えでは、ネギを斜めに寝かせ、白い部分の成長とともに徐々に土をかけることで、弓形に曲がった独特の形になるという。通常の栽培法に比べてはるかに手間がかかるが、この方法を守るからこそ甘みと柔らかさが増すとされる。

 「新里ねぎ」は、気候風土など地域の特性が品質に結び付いている農産物の名称を知的財産として保護する国の「地理的表示(GI)保護制度」に平成29年、県内で初めて登録。昨年はうつのみや農産物ブランド推進協議会により「宇都宮ならではのもの」としてブランド農産物に認定された。同地区では15軒の農家が生産組合を作り、年間約28万トンを生産している。

 組合長でもある麦島農園の麦島弘文さんは「生でも食べられるくらいのネギ。鍋はもちろん、しゃぶしゃぶもおいしい」と話している。

 収穫は今月末に最盛期を迎え、来年2月中頃まで続く。(松沢真美)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ