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首相夜会食の余波、自民内で忘年会キャンセル相次ぐ

自民党・二階俊博幹事長らとの会食について記者団に問われ「真摯に反省する」と話す菅義偉首相=16日午後、首相官邸(春名中撮影)
自民党・二階俊博幹事長らとの会食について記者団に問われ「真摯に反省する」と話す菅義偉首相=16日午後、首相官邸(春名中撮影)

 菅義偉首相が新型コロナウイルスの感染が拡大する中で自民党の二階俊博幹事長らと行った会食が批判を浴びたことを受け、自民党で忘年会などをキャンセルする動きが広がっている。党内には「首相への批判は少し過剰反応」(下村博文政調会長)との声もあるが、内閣支持率が下落傾向にある中、来年行われる次期衆院選への影響も念頭に襟を正した形だ。

 「(新型コロナ感染症対策)分科会は『会食は4人以下』と提言している。首相の会食をどのように考えるか」。17日に開かれた参院内閣委員会で、立憲民主党の塩村文夏氏は政府関係者にこう詰め寄った。

 野党が問題視したのは14日夜に東京・銀座のステーキ店で首相や二階氏、俳優の杉良太郎さんら7人以上が参加した会食。西村康稔経済再生担当相が「会食のクラスター(感染者集団)の8割以上は5人以上」と感染リスクに言及していたこともあり、ワイドショーなどで追及の的となった。

 西村氏は「一律に5人以上は駄目だと言っているわけではない」と釈明したが、首相は「国民の誤解を招くという意味では真摯(しんし)に反省している」と陳謝に追い込まれた。

 この影響で自民党では会食のキャンセルが続出している。二階派(志帥会)や岸田派(宏池会)、竹下派(平成研究会)の議員は17日に予定していた忘年会の開催を断念。22日に予定した首相と党役員の会食も中止となった。二階派幹部は「やったらマスコミの餌食になるだけ」とつぶやく。

 安倍晋三前首相が感染拡大時に約3カ月にわたって夜の会食を控えていたこともあり、感染者が増える中、ホテルなどでの会合が連日続く首相の動向がやり玉にあがったとの見方もある。

 国会で政府を追及する野党も事情は同じだ。同僚議員との懇親会を延期したという立民中堅は「距離感を縮めるには夜の会食が一番だが、致し方ない」と語る。一方、立民国対幹部は「支援者に誘われたら断れない。国会議員は会食が仕事のようなものだから、つらい」とこぼした。(今仲信博、豊田真由美)

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