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宮城のプレミアム付き食事券の売り上げ好調も…感染拡大で飲食店関係者は複雑

プレミアム食事券を買い求める男性客(左)=仙台市青葉区
プレミアム食事券を買い求める男性客(左)=仙台市青葉区

 新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた飲食業への支援策「Go To イート」。県内ではプレミアム付き食事券の販売開始から16日で1カ月が経過した。食事券の売れ行きの出足は好調な一方で、感染拡大の影響で忘年会シーズンにもかかわらず客足が鈍い状況に、飲食店関係者は複雑な思いを抱えている。

 食事券の販売事務局が置かれている「ジェイアール東日本企画仙台支店」(仙台市青葉区)によると、食事券は県内約250カ所で計140万冊を販売。1冊当たり4千円で、5千円分の食事ができるという仕組みで、県内の約3800店で使うことができる。

 販売開始日に合わせて先月16日に設置されたJR仙台駅の特別ブースでは、同17日午前に完売するほどの盛況ぶりだった。同支店によると、販売開始から1カ月足らずの今月6日までに約50万冊を売り上げたという。

 しかし、食事券の売れ行きが好調な一方で、県内の感染確認は今月に入り累計で1500人を突破。感染拡大の歯止めがかからない中で、飲食店側は複雑な思いを抱えている。

 仙台市中心部の勾当台公園内に店を構え、東北の地場の食材を使ったメニューが人気の「Route 227s, Cafe(ルート227カフェ)」によると、忘年会シーズンのこの時期はイルミネーションイベントの「SENDAI光のページェント」もあり、予約で埋まるが、今年は新型コロナウイルスの影響で常連客からは「会社で外食を控えるよう言われている」といった声を耳にするという。また、最近の感染拡大の影響で、団体予約が2~3件キャンセルとなることもあった。

 同店の吾妻冴香(さやか)店長は「なかなか(店に)足を運びたくても、不安で来ることができないお客さんもいる。店内でも4人以上での食事を避けるお客さんの姿が目立つ」と“3密”を避ける利用者に理解を示しながらも、複雑な胸中をのぞかせる。

 食事券の利用期間は来年3月末まで。吾妻店長は「テークアウトでも食事券は使える。今後楽しく食事ができるようになるためにも、(感染防止の)対策は必要だ」と話した。

(塔野岡剛、写真も)

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