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【暮らし替えの道しるべ】(59)相続で後悔しない片づけ方

 先日「相続で後悔しない片づけ方」というセミナーを開催しました。講師は、遺品整理作業のプロ。今年、家族だけでご主人の実家の遺品整理をした実話を紹介してくれました。

 実家は3DK、66平方メートルの戸建て。月に1~2回、往復3時間かけて通い、仕分けと廃棄を繰り返したそうです。家財をすべて運び出すのに、なんと8カ月もかかったとか。

 ご主人は思い出が深いモノを捨てることに抵抗。一方、妻である講師は早く家財を出したい。何度もけんかになったそうです。

 私も現役で遺品整理をしていた頃、意見が合わずけんかを始める家族を何組も見ました。独りで遺品整理という人も、モノが詰まった引き出しを前に、ため息が止まらない様子。それくらい遺品整理は困難で負担の多い作業なのです。

 「モノが多い」「大事なモノがどこにあるか分からない」「捨て方が分からない」。この「三大負担」の中でも、一番の負担は、大事なモノのありかが分からないこと。あらかじめ相続人が把握しておくことが大事です。相続税の申告には相続があったと知った日の翌日から10カ月以内という期限があるからです。

 とはいえ、「財産関係を親に聞きづらい」と思う方も多いと思います。だったら年末、帰省ができるという人は、両親とコミュニケーションを取りながら、一緒に片づけてみてはいかがでしょうか。「コロナになったら大変。お母さんの保険ってどうなっているの」と健康の話題から切り出すとスムーズかもしれません。

 先々が心配なのは、親自身です。生前整理のフォローはそんな不安の解消の助けになるかもしれません。(日本ホームステージング協会 代表理事 杉之原冨士子)

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