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キャンセル次々、ホテルなど苦悩 静岡県内も

「Go To トラベル」一時停止について「やむを得ない」と述べた川勝平太静岡県知事=15日、県庁(田中万紀撮影)
「Go To トラベル」一時停止について「やむを得ない」と述べた川勝平太静岡県知事=15日、県庁(田中万紀撮影)

 観光支援事業「Go To トラベル」の28日からの全国一斉停止発表から一夜明けた15日、静岡県内でも観光地をはじめさまざまな方面から苦悩の声が上がった。影響を受ける業種は幅広く、新型コロナウイルス感染拡大防止と経済活動の両立を模索する自治体も難しい対応を迫られている。

■キャンセルすでに200件

 「(停止期間の)宿泊予約のキャンセルは昨夜から入り、すでに200件ぐらいに達した」。静岡県を代表する観光地、熱海市の大型ホテルの担当者はこう語り、「最近の感染状況をみると停止は致し方ない」としつつも「痛手なのは間違いない」とうめいた。

 熱海市によると、昨年は311万人だった市内の宿泊者数は今年、200万人を下回って過去最低となる見通し。1~9月で計128万人にとどまっていた。

 浜名湖沿岸の舘山寺温泉(浜松市)にあるホテルにも、一斉停止のニュースが流れた直後からキャンセルの連絡が入り始めた。「『キャンセル料などはどうなっているのか』との問い合わせもあるが、お答えしようがない」。担当者は困惑する。

 「密」防止のためにと稼働を2部屋に1つに抑えるところもあるなど、宿泊施設は感染防止策に万全を期し、年末年始の書き入れ効果に期待していたところへの打撃。あるホテル関係者は「感染がさらに広がって旅行自体ができない事態になる前に対策を取るのは仕方がない」と一定の理解を示して、「ともかく早く感染が収まってほしい」と願った。

■補償いつ? 影響業種多様

 影響は宿泊施設以外も。

 対象だったはずの年末年始のバスツアーが「全てパーになってしまった」と肩を落とすのは、静岡市葵区の旅行代理店「サンコートラベル」の宮川憲社長(54)。コロナ禍では「これがなければどうなっていたか」と事業自体は評価するが、突然の転換にも見える政府の方針には「ただただびっくりした。決断が遅すぎる」と苦言も。「毎日のように事務局からメール連絡が来るが変更点が多くて振り回されている」と、疲れた様子だ。

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