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ゲノム編集「血圧抑制トマト」届け出 国内初、4年に店頭へ

ゲノム編集でGABAの含有量を高めたトマト(サナテックシード提供)
ゲノム編集でGABAの含有量を高めたトマト(サナテックシード提供)

 遺伝子を狙い通りに改変する「ゲノム編集」技術を使った食品をめぐり、ベンチャー企業「サナテックシード」(東京都港区)は11日、筑波大と共同開発した血圧上昇を抑える成分「GABA」を多く含むトマトの販売・流通を国に届け出て受理された。ゲノム編集食品の実用化は国内で初めて。来春から苗を無償で一般向けなどに提供し、令和4年にスーパーなどの店頭にトマトが並ぶ見通し。

 同日開かれた厚生労働省の専門家による調査会で、遺伝子を外から組み込んだ「遺伝子組み換え食品」ではなく、人体に有害な物質が生じていないことなども確認され、安全性の審査が不要と判断された。

 開発したトマトは「クリスパー・キャス9」というゲノム編集技術を活用。サナテック社によると、市場に流通させるためには準備に時間がかかり、まずは希望者が苗から育てて、作れるようにする。

 ゲノム編集は遺伝子の狙った場所に切れ込みを入れ、特定の遺伝子を働かなくしたり、別の塩基配列で置き換えて新たな生命機能を持たせたりする技術。

 厚労省は昨年、ゲノム編集食品を従来の品種改良技術と同等の変化とみなし、ゲノム編集の技術や改変内容、新たなアレルギーの原因物質の有無などを届け出るだけで販売を認める方針を決定。ゲノム編集食品である表示を義務付けないことも決まっている。

 厚労省によると、他に複数業者から調査会に先立つ事前相談を受けているという。

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