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「脱ゆとり教育」成果鮮明に 小4・中2の国際理数テスト、トップ水準維持

 小学4年と中学2年を対象にした「国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)」の2019年の結果が8日、公表された。平均点は全教科で過去最高となった前回15年調査並みの水準を維持し、順位も全て5位以内となった。文部科学省が授業時間や学ぶ知識量を増やした平成20年以降の「脱ゆとり教育」の成果が裏付けられた。

 一方で思考力などを問う設問では正答率の低迷が目立った。今年度以降の全面実施となる新学習指導要領では、未知の状況に対応できる思考力などの育成が重視されており、今回の結果は授業改善の材料となる。

 調査は小4が58カ国・地域、中2が39カ国・地域の無作為に選ばれた計約53万6千人が参加。日本では小4が約4200人、中2が約4400人参加した。

 日本の小4の平均点は、算数が前回と同じ593点、理科は7点下がり562点。順位は算数が前回同様の5位、理科は3位から4位に落ちた。中2の平均点は数学が594点と8点伸び、11年調査と比較すると20点以上も上昇した。理科は1点下がり570点。順位は数学が5位から4位に上がる一方、理科は2位から3位に下がった。

 意識調査では勉強が「楽しい」と答えた割合が小中ともに増加し、小4では算数が77%、理科が92%でともに前回より2ポイント上昇。中2も数学が56%、理科が70%でともに4ポイント上がった。

 成績上位のほとんどをアジア勢が占め、全てシンガポールがトップだった。

          ◇

 国際数学・理科教育動向調査(TIMSS=ティムズ) 国際教育到達度評価学会(本部・オランダ、ドイツ)が1964年から行っている算数・数学、理科の到達度を測る国際調査。95年以降は4年ごとに実施。知識の活用力をみる経済協力開発機構(OECD)の学習到達度調査(PISA)に対し、基礎知識の習熟度が調査対象となる。

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