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「初代の借り返し、前に進めた」 はやぶさ2 JAXA会見詳報

【小惑星探査機「はやぶさ2」再突入カプセル地球帰還 回収後の記者会見】会見に臨むJAXAの津田雄一教授=6日午後、神奈川県相模原市(佐藤徳昭撮影)
【小惑星探査機「はやぶさ2」再突入カプセル地球帰還 回収後の記者会見】会見に臨むJAXAの津田雄一教授=6日午後、神奈川県相模原市(佐藤徳昭撮影)

 探査機「はやぶさ2」が分離した小惑星リュウグウの試料が入ったとみられるカプセルが地球に帰還したことを受け、相模原市の宇宙航空研究開発機構(JAXA)で6日、チーム責任者の津田雄一プロジェクトマネージャ、国中均・JAXA宇宙科学研究所長らが記者会見し、心境などを語った。主なやり取りは次の通り。

 --平成26年にはやぶさ2を打ち上げたときは、どんな気持ちだったか

 津田「初代はやぶさは、いろいろなトラブルを乗り越え小惑星へ往復飛行する偉業を達成した。私も、そこで学んだことを全てはやぶさ2につぎ込み、開発や運用に関わってきた。だが打ち上げのときは、こんなうれしい気持ちになれるとは想像していなかった」

 --初代とはやぶさ2で複数の小惑星からの試料採取に成功した

 国中「宇宙科学研究所のマニフェスト(公約)は定期的な試料回収を実現することだ。現在、火星の衛星から9年後に試料を持ち帰る計画を進めている。その先の計画も、いつか成立させたい。実現できれば、世界の宇宙科学を日本が先導できるだろう」

 津田「初代とはやぶさ2は、小惑星と地球の間を往復飛行した。はやぶさ2は完璧な状態で帰ってきたので惑星間飛行を完成させたといえる。ほかの天体に自由に行き来することを、日本は2回もやった。これは世界の中でも特異な立場だと思う」

 --宇宙飛行士の野口聡一さんが、滞在中の国際宇宙ステーション(ISS)から、地球に帰還するはやぶさ2を撮影して映像を公開した

 津田「最初は私から、もしかしたら撮れるのではないかと提案した。米航空宇宙局(NASA)もいいねと言ってくれて実現した。はやぶさ2は小さいので撮れるかなと思っていたが、見事に撮影してくれて驚いた。感謝している」

 --6年間を振り返って一番の山場は

 津田「やはり、リュウグウへの1回目のタッチダウンだ。リュウグウは非常に厳しい環境だと分かり、はやぶさ2の性能では太刀打ちできないと判明したときに、チームの力が改めて試された。コンピューターのプログラムを書き直すなどして着地できたときは、本当にうれしかった」

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