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「突破口、大きく開いた」 初代はやぶさ責任者の川口さん

JAXAの川口淳一郎シニアフェロー(JAXA提供)
JAXAの川口淳一郎シニアフェロー(JAXA提供)

 小惑星探査機「はやぶさ2」の快挙について、初代はやぶさの責任者を務めた宇宙航空研究開発機構(JAXA)の川口淳一郎シニアフェロー(65)は「はるかな天体から試料を持ち帰る技術を確立したことに、非常に大きな意義がある」と語った。

 平成22年に満身創痍(そうい)でようやく帰還した初代はやぶさは、あくまで「行って帰れるかを実験することが目的だった」という。これに対してはやぶさ2は、日本の技術で確実に試料を採取して持ち帰れることの立証を目指した。

 川口さんは「当初から実験機と本番機をセットで考えていた。初代が作った小さな突破口を、本番機であるはやぶさ2が大きく開いた。それが今回の成功の理由だ」と話す。

 初代はエンジンや姿勢制御装置が故障し、試料採取も計画通りには行えなかった。だが、さまざまな問題点を洗い出したことが糧になり、はやぶさ2は往復52億キロの長旅を全く問題なく乗り切った。

 川口さんは「ただ飛行して帰ってくるだけでなく、日本の試料回収技術が実用域に入ったことを世界に示すことができた。初代の教訓を生かせたことは感慨深く、とてもうれしい」と心情を明かした。

 また、はやぶさ2の成功の影響は科学だけにとどまらないとして「地球以外の天体の資源を安定的に利用するなど、人類の新しい展開につながる道が開けた」と語った。

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