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新型コロナ対策 特養ホームに陰圧室整備 栃木県茂木町

 社会福祉法人「茂木福寿会」が運営する特別養護老人ホーム「ききょうの里」(栃木県茂木町)は、施設内の新型コロナウイルス感染拡大防止のためウイルスを室外に漏らさないようにする「陰圧室」を整備した。感染発生時を想定し、医療用カーテンで通路を区切るなどしたゾーニングも実施。職員が独自に対応マニュアルを作成し、実践訓練を行うなど取り組みを強化している。

 同施設は、入所やショートステイ、デイサービスなどで現在約80人の高齢者が利用。新型コロナは高齢者の重症化リスクがあることから、独自に対策を講じてきた。県内では高齢者施設で相次いでクラスター(感染者集団)が発生しており、同施設の取り組みは注目を浴びそうだ。

 陰圧室は室内の空気圧を外部よりも低くすることでウイルスの拡散を防ぐ部屋で、感染患者の隔離などに役立つ。同施設では、コロナ第2波を想定して7月頃から整備を計画してきた。

 ゾーニングでは、陽性が出た場合に看護や介護担当の一部の関係者しか立ち入れないレッド、緩衝帯となるイエロー、一般居室や事務室などをグリーンに指定。10月下旬に移動型の簡易陰圧装置1台を導入してレッドゾーンに陰圧室を整備し、11月下旬にも隣室に同じ装置を設置した。

 ほかにも入所者と外部から訪れる家族との面会のため、タブレットを用いて顔を見ながら会話ができるシステムも構築。「自分たちでできることはすべてやらなければと、取り組んできた」と永野由美施設長(53)。「早い対策を」という職員の声に青木茂理事長(67)が快諾し、補助金400万円を含む計900万円を施設整備に充てた。

 青木理事長は「早い対策が取れたのはスタッフが良くやってくれているおかげ。これからも利用者と職員の安心安全を守っていく」と話している。(松沢真美)

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