学校は通常授業 柔道などは制限
大阪府は3日に開いた新型コロナウイルス対策本部会議で、府立学校の教育活動方針について、学校現場でのクラスター(感染者集団)発生件数は多くないとして通常授業を継続するとした。
府では、クラスター発生は社会全体から見れば少ない上、20歳未満の患者は無症状や軽症が多いことなどから、学校の閉鎖は感染拡大を防ぐ効果が少ないと判断。分散登校や短縮授業は行わず、学級全員で受ける通常授業を継続する。
その上で、感染リスクが高い教科の活動を制限。長時間にわたり生徒らが密集して行う合唱や調理実習、体育での柔道の組み合いなどは行わない。部活動は、各競技団体などの感染防止ガイドラインに基づき実施するとした。
また、感染への不安から登校できない生徒らについては、引き続き出席停止扱いとし、オンラインの活用などを進める。
一方、修学旅行や校外学習、部活動の合宿など府県間の移動を伴う活動については、移動先の都道府県が大阪からの受け入れを拒否している場合は取りやめることとした。