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食の街づくりに「前澤友作基金」活用 千葉・館山市

昨年の台風15号で被災した館山市に前澤友作氏(右)が1000万円を寄附し、金丸謙一館山市長に目録を手渡した(市提供)
昨年の台風15号で被災した館山市に前澤友作氏(右)が1000万円を寄附し、金丸謙一館山市長に目録を手渡した(市提供)

 千葉県館山市は、地元の食材を生かした街づくりに、インターネット衣料品通販大手「ZOZO」の創業者で前社長の前澤友作さんが昨年、市のふるさと納税で寄付した20億円の一部を活用する。特産品を販売する道の駅や、捕獲したイノシシを食肉に加工する施設の建設が柱となる。

 今回活用するのは、20億円を基に創設された「前澤友作館山応援基金」のうち6億5千万円。道の駅は、国道128号に面した同市稲の市有地に、令和5年度の開業を目指して建設される。市は海や山の食材が豊富な特色を生かし、食に着目した町づくりを進めており、市内で収穫された農水産物の直売や飲食、情報発信などを行う。

 道の駅では、市内で捕獲されたイノシシを加工した食肉の販売も目指す。道の駅と並行して加工処理施設を同市出尾野に建設。3年11月ごろに稼働後は食肉の供給に加え、イノシシを狩るハンターや加工処理技術者といった有害鳥獣対策の後進育成も施設で行う。道の駅が開業するまでに食肉加工の技術を磨き、食肉としての質を高めるという。

 施設建設の背景にあるのは、農作物を食い荒らすイノシシの捕獲頭数の急増だ。市内では昨年度に899頭が捕獲されたが、今年度は9月末時点で既に1100頭。10月は一カ月間で400頭以上に達した。

 イノシシの肉は新たな特産品となる可能性があり、市の担当者は「イノシシが役に立てば、捕獲する側の励みにもなる」と期待を寄せる。

 同基金からは既に、新型コロナウイルス感染症の影響による市独自の緊急経済対策として6億1880万円、館山夕日桟橋の機能強化事業で810万6千円が使用されている。前澤氏は20億円とは別に、昨年秋の台風15号で大きな被害を受けた同市に1千万円を寄付している。(小野晋史)

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