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【新型コロナ 幼児への影響(下)】歩数、最大で6割減 身体を動かせる工夫を

 新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が発令されると、各地の公園で、遊具に立ち入り禁止のテープが張られた。レジャー施設は次々と臨時休業に。保育園や幼稚園へ通常通りに登園することも困難な中、幼児の運動不足を心配する保護者は少なくなかった。

 順天堂大と花王は5月、首都圏在住の1~5歳児と保護者41組を対象に歩数計などによる調査を実施。調査期間中の3~5歳児の1日当たりの平均歩数は6702歩で、先行研究よりも約2~6割減っていた。

 共同研究グループは外出が制限されたことが、歩数減の大きな要因となったと分析。多くの保育園や幼稚園が再開している現在は、子供たちの活動量は元の状態に戻りつつあると考えられ、「保護者が子供の活動量確保について、過剰な心配をする必要はない」とする。

 共同研究グループはその上で、自粛中も、トランポリンや鉄棒など室内遊具を活用する▽片付けなど家事の手伝いを頼む▽階段の上り下りをする-など体を動かす工夫をした家庭では、比較的歩数が多かったと指摘した。

自然と「距離」が

 コロナ禍に体を動かすアイデアの一つに、公益財団法人「日本スポーツ協会」が公開している「ソーシャルディスタンス遊び」がある。

 ソーシャルディスタンスを確保しながらできる運動遊びで、監修した東京学芸大の佐藤善人准教授(体育科教育学)によると、幼児には、ルールが比較的簡単な「新聞に変身」や「体じゃんけん」がおすすめだ。

 「子供たちが興奮しても、自然と距離を取れるように考えた。必ずしも提案通りにやらなくてもよい。大人が押し付けるのではなく、子供と相談しながらルールを決めてほしい」と佐藤准教授。「子供は思い切り遊ぶことで、心も体も成長する。子供たちがそうした機会を失わないよう、社会全体で取り組まなければならない」と強調した。

保育者もケアを

 懸念は運動不足だけではない。新型コロナの影響により、子供同士のコミュニケーション機会の減少や、生活リズムの乱れがみられたほか、精神面への影響などもあり、社会的な配慮が求められる。

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