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台風で「簡易給食」続く千葉・館山市、コロナで遅れた給食センターがようやく完成

昨年9月の台風15号で被災し、屋根がはがれるなどした館山市学校給食センター=昨年9月、館山市(館山市学校給食センター提供)
昨年9月の台風15号で被災し、屋根がはがれるなどした館山市学校給食センター=昨年9月、館山市(館山市学校給食センター提供)
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 昨年9月の台風15号(令和元年房総半島台風)で学校給食センターが使えなくなり、ご飯と牛乳などの「簡易給食」が今も続く千葉県館山市の小中学校と市立幼稚園の給食が来年1月、普通に戻る。始業式にあわせて新しい給食センターがスタートするためだ。被災1年後の9月に稼働予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で4カ月遅れた。「普通の給食再開が決まってよかった。子供たちは楽しみにしている」。市内の小学校の教頭はそう話す。館山の子供たちの笑顔が今から待ち遠しい。

 ご飯と牛乳にふりかけ-。昨年9月28日、「簡易給食」が始まった。同市では、ご飯やパンといった主食は県学校給食会から購入し、おかずのみを給食センターで調理していたが、台風15号の影響で屋根はめくれて雨漏りした給食センターは稼働できず、給食からおかずが消えた。

 その後、週2回ほど温かいレトルト食品の提供も始まったが、「簡易給食」だけでは栄養が足りない。家からのおかずの持参や弁当の持参が認められた。その分、家庭の負担が増えた。新給食センターは、児童・生徒、そして保護者にとっても待望の施設だった。

館山市で現在、提供されている簡易給食の一例(館山市学校給食センター提供)
館山市で現在、提供されている簡易給食の一例(館山市学校給食センター提供)
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 新給食センターは台風前の昨年7月、市中心部にある市立北条小学校の正面で工事が始まっていた。そのため、市は被災した給食センターの改修はせずに新給食センターの早期完成を目指す方針をとった。ところが、世界的な新型コロナの感染拡大で中国からの資材輸入が困難に。電気設備の部品や陶器類の調達の見通しが立たなかったといい、9月の稼働を断念した。

 ようやく給食センターが完成し、来年1月7日の始業式から普通の給食の提供が始まることになった。市立小中学校と幼稚園の給食1日約3500食分が調理される。

 給食センターの担当者は「給食は学校生活の中でも思い出に残るものなので、子供たちに再び普通の形で提供できることをうれしく思う。保護者の負担を解消することができたことに安堵(あんど)している」と話す。市は簡易給食による家庭への負担が増したことへの配慮として来年1月分の給食費は公費で無料にするという。

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