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「文学はアートの領域」 文芸賞贈呈式で藤原無雨さん

第57回文芸賞(河出書房新社主催)を受賞した藤原無雨さん(左)と優秀作の新胡桃さん=13日、東京都港区の明治記念館
第57回文芸賞(河出書房新社主催)を受賞した藤原無雨さん(左)と優秀作の新胡桃さん=13日、東京都港区の明治記念館

 第57回文芸賞(河出書房新社主催)の贈呈式が13日都内で開かれ、文芸賞の藤原無雨(むう)さん(33)と優秀作の新胡桃(あらた・くるみ)さん(16)が式典に先立ち、受賞への思いを語った。

 藤原さんの「水と礫(れき)」は、現代の東京と砂漠に接する架空の町が舞台。東京で傷ついた心を癒やすために砂漠へと旅立つ男の話を核としながら、男の一族の物語を交えつつ、同じ話を繰り返す独特の構造が高く評価された。

 すでにライトノベル作品を刊行している藤原さんだが、純文学でもデビューを果たした。「ライトノベルは人々が欠落している感情をどう埋めたいのか、きちんと計算して話をつくる。一方、文学はアートの領域で、人々の思考材料となるもの。書いている間に生まれてくるものを大事にしたい」と話した。

 新さんの「星に帰れよ」は16歳の高校生3人の物語。多様性を尊重するべきなら、価値観の違う人と分かり合えないままでいいのか-。人と人との隔たりに正面から向き合った。

 「小説で回りくどく表現しないと分からないような感情を示し、それに共感してもらえたことがうれしかった」と喜びを語った。

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