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北海道知事「一般の医療に支障も」 初の感染300人超

報道陣の取材に応じる北海道の鈴木直道知事=20日午後5時14分、道庁(寺田理恵撮影)
報道陣の取材に応じる北海道の鈴木直道知事=20日午後5時14分、道庁(寺田理恵撮影)

 北海道と札幌、旭川、小樽の各市は20日、道内で新たに304人の新型コロナウイルスの感染が確認され、患者2人が死亡したと発表した。1日当たりの感染者数が300人を超えたのは初めて。札幌市の療養型病院で新たに46人のクラスター(感染者集団)が発生するなど、道内各地の医療機関や福祉施設で感染が拡大している。

 鈴木直道知事は20日、報道陣に「医療機関でも集団感染が発生し、病床が空いていても人手が足りないなどで一般の診療や救急医療に支障が生じかねない。札幌周辺では交通事故や急病の際に適切な医療を提供できない恐れが出ている」と強い危機感を表明した。

 道内の死者は計143人、感染者は延べ6684人(実人数6660人)となった。午後6時半時点の患者数は2113人で、このうち19人が重症。

 札幌市では20日、新たに191人の感染が確認され、療養型病院とコールセンター、繁華街ススキノ地区の接待飲食店の3カ所で新たなクラスターが発生した。

 このうち療養型病院は同市手稲区の「札幌田中病院」で、感染者は職員7人と入院患者39人の40~100歳代計46人。運営法人が医療や介護スタッフを増援して治療に当たっている。

 同病院は外来診療と入院の受け入れを休止した。市は同病院に現地対策本部を設置。病院内で陽性者と陰性者を分けるゾーニングを行い、職員69人と入院患者326人を対象に検査を進めている。

 このほか、登別市の養護老人ホームで40~80代計5人、新ひだか町の「日高徳洲会病院」で40~80代計5人など、道内で新たなクラスターが計7件発生した。

 医療機関のクラスターは、札幌市の「北海道医療センター」で入院患者と医療技術者計2人が感染して計16人に。同市の「北海道病院」でも看護師1人が感染し計6人となった。

 「市立釧路総合病院」は6人増えて計13人に。岩見沢市の「北海道中央労災病院」は9人増えて計34人に。滝川市の「滝川中央病院」も3人増えて計25人となった。

 旭川市では20日、新たに21人の感染が確認され、このうち15人はクラスターが発生している吉田病院の看護師や入院患者らだった。同病院の感染者は計82人となった。

 福祉施設のクラスターも拡大した。道内最大規模となった札幌市南区の特別養護老人ホーム「ドリームハウス」で1人増えて計105人に。道内2番目の北広島市の障害者支援施設は2人増えて計97人となった。

 また、千歳市の陸上自衛隊東千歳駐屯地で発生した3回目のクラスターは、4人増えて計20人に拡大した。

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