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ステイホームで妻の負担増? 「名もなき家事」の見える化を図るには?

片付いていて当たり前。落ちた靴下を拾う家事は、誰にも気づかれないまま行われている
片付いていて当たり前。落ちた靴下を拾う家事は、誰にも気づかれないまま行われている
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 脱ぎっぱなしの靴下拾いや、ドアノブの消毒…。やっている人以外、家族の誰にも気づかれない「名もなき家事」のほとんどは、妻が担い手になっていることが多そうだ。在宅勤務も徐々に浸透し、家で過ごす家族の時間も増えつつある。22日はいい夫婦の日。夫婦でお茶でも飲みながら、家事について話してみませんか。(津川綾子)

 東京都内に住む50代の会社員の女性は、「夫は家事をしていると言うけれど、私としてはもっとやって、という思い」と話す。例えばゴミ出し。何度か「お願い」するうちに、燃えるゴミは夫が出してくれるようになったが、「燃えないゴミや古紙の出し方は知らないと思う」。夫が脱ぎっぱなしにした服を拾い洗濯機に入れながら、女性は思う。「夫は服が歩いて洗濯機まで行くと思っているのだろうか」と。

今こそすり合わせ

 やっている人以外が気づかない、こうした細かな家事は、脱ぎっぱなしの靴下や出しっぱなしのおもちゃのように、日常のそこかしこに転がっている。

 一方で、新型コロナ禍から生まれたステイホームの暮らしは、夫の家事参加にも影響を与えたようだ。

 ニッセイ基礎研究所が10月に発表した、新型コロナ禍前(1月頃)とコロナ自粛中(6月末)で家事時間などの変化を比較したレポートでは、共働きの男性(216人)の13%が「家事時間が増えた」と回答。一見、男性の家事参加が進んだようにも見えるが、共働きの女性(88人)は同じ質問に28%が「増えた」と答えた。家族構成別に見ても、男性以上に女性の増加が目立った。

 「家事をしてこなかった男性は、細かな名もなき家事には気づかなかったり、やり方が分からず手出しできていなかったりする可能性もある。単に在宅勤務の時間が増えただけでは、女性への家事負担の偏り解消にはつながらない」と、分析を担当した同研究所の村松容子・准主任研究員は指摘する。

 コロナ禍後も働き方の見直しが進み、在宅と家事の時間はともに増えると見ており、新しい働き方を踏まえ、「夫婦間で家事分担の認識をすり合わせておくタイミングは今」と話す。

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