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第2波収束せぬまま第3波へ 医療体制逼迫の懸念

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 新型コロナウイルスの「第3波」は各地で新規感染者の最多更新が相次ぎ、「第2波」よりも大きな流行の兆しがある。第2波が収束しない中で、観光などに伴う人々の往来の活発化が引き金になったとみられる。入院・重症患者の上積みもあり、医療体制逼迫への懸念が生じている。

 第1波は緊急事態宣言などの効果で、全国の感染者を20人程度まで抑え込んだのに対し、第2波は9月以降も500人前後の高止まり状態が続き、そのまま第3波に突入した。地方で急激に増えるのが特徴で、10月中旬以降、1日当たりの感染者が最多を更新したのは18道府県に上る。

 拡大傾向は大都市圏以外で北日本や東日本に集中し、地方都市の繁華街でのクラスター(感染者集団)が発端になったケースが目立つ。茨城県は17日に55人が確認され、最多を更新。会見した大井川和彦知事は「直近2週間で、それ以前の5倍超の増え方をしている」と警戒感を示した。

 地方の人出も着実に回復し、データ解析会社「アグープ」(東京)によると、新潟駅、水戸駅の10月の人出は緊急事態宣言前まで戻った。温泉地では10月の東京からの人出が8、9月を上回り、政府の観光支援事業「Go To トラベル」の影響が見て取れる。

 厚生労働省の集計では、全国の入院患者も10月上旬時点の約3千人が底で、再び増加に転じた。政府の新型コロナ感染症対策分科会では、専門家の一部が「感染者の伸びは同じでも医療体制の負荷の出発点が違う。第2波より今の方が深刻だ」と訴えたという。

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