PR

ライフ ライフ

東京のコロナ「急速な拡大の始まり」 家庭内感染4割、年齢層も多様化

第19回東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議後、記者団の質問に応じる小池百合子東京都知事=12日午後、東京都新宿区(三尾郁恵撮影)
第19回東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議後、記者団の質問に応じる小池百合子東京都知事=12日午後、東京都新宿区(三尾郁恵撮影)

 「急速な感染拡大の始まりと捉える」。東京都は12日、新型コロナウイルスのモニタリング会議を開き、新規感染者の増加傾向に強い危機感を表明した。夜の繁華街での感染、医療機関などでの大規模なクラスター(感染者集団)発生が目立った過去の拡大期に比べ、年齢層や感染経路、地域の広がりが鮮明になり、小規模な「散発例」が積み重なっている。都は「感染の可能性は日常生活のいろいろなところにある」とし、人混みから自宅にいたるまで常に感染対策が必要と呼びかけた。

 11日時点の7日間平均の新規感染者数が約244人で、前回(4日時点)に比べ147・7%に上昇。モニタリング会議に出席した国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長はこの増加比が4週間続いた場合、感染者は約4・8倍の1日1160人程度発生する恐れがあるとの試算も示した。「絵空事といわれるかもしれないが、私たちは夏に同じような状況を経験した」

 モニタリング会議では感染状況の警戒度を上から2番目に維持する一方で、その表現を「感染の再拡大に警戒が必要であると思われる」から「感染が拡大しつつあると思われる」に切り替えた。専門家の分析コメントには「急速な感染拡大の始まりと捉え、今後の深刻な状況を厳重に警戒する必要がある」と懸念が盛り込まれた。

 大曲氏は警戒度を最高レベルに引き上げなかった理由について、第1波などに比べて医療提供体制が充実していることなどを挙げたが、「(専門家の間で)意見は割れた。ほとんど赤(最高レベル)に近いと思っている」。都関係者の1人は「経済社会活動を回している中で、引き上げは最後の手段。重症者の数も大幅には増えておらず、まだ、その状況ではない」との認識を示した。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ