PR

ライフ ライフ

お茶所・静岡、コロナ禍の逆境で生まれた“一品”

 佐々木社長は「何も話さず、無口で摘み取るのは難しい。ここで感染すれば会社の責任問題にも発展しかねない。だから、40人ほどの生産農家に自分たちの茶畑で素晴らしい茶葉を摘み取ってきてほしい、とお願いした」と明かす。

 品質が安定するかどうか。不安がよぎったが、均一な茶葉が見事に集まったという。佐々木社長は、約45年間も続けてきた茶畑審査会の成果が背景にあったとみている。

 佐々木社長によると、生産農家はそれぞれ自分の茶畑に他人を入れないし、入らない。自分の家に他人が勝手に入り込む“不法侵入”と同じだ。だが、毎年1回の茶畑審査会は例外で、生産農家全員が参加し、他人の茶畑の作り方や根っこの状態を見学できる。

 「審査会は他人の茶畑に堂々と踏み入れることのできる唯一の好機。ここで成功事例を勉強し、切磋琢磨(せっさたくま)した結果、実は茶畑全体のレベルがアップしていた」。コロナ禍で見えた「想定外」の効果に目を見張る佐々木社長は今回の受賞について「生産農家が持ち寄った茶葉で受賞した。本当に価値がある」と胸を張った。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ