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渋沢栄一の史料館リニューアル 19日に開館 慈善活動家の横顔も紹介

時系列で渋沢栄一の生涯を学べるようリニューアルされた常設展示=10日、北区(石原颯撮影)
時系列で渋沢栄一の生涯を学べるようリニューアルされた常設展示=10日、北区(石原颯撮影)

 「資本主義の父」と呼ばれ、日本の近代経済の基礎を築いた実業家、渋沢栄一(1840~1931年)の生涯を紹介する「渋沢史料館」(東京都北区西ケ原)が10日、19日のリニューアルオープンを前に報道陣に公開された。館内は経済人としてだけでなく、社会的弱者を助ける慈善活動にも力を注いだ渋沢の生涯に迫ることができる展示内容に刷新。井上潤館長は「(今年は)生誕180年という節目の年。新しい展示で渋沢栄一の真の姿をお伝えしたい」とアピールした。

 渋沢は令和3年開始のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公。6年に発行される新一万円札の肖像にも採用され、注目度が高まっている。東京都北区は渋沢が晩年を過ごした場所で、同区は「東京北区渋沢栄一プロジェクト」としてさまざまな取り組みを推進、ゆかりの地としての機運を高めようとしている。

 渋沢史料館は渋沢の活動を紹介する博物館として昭和57年、渋沢が過ごした旧渋沢邸跡地に整備された。

 同館の常設展示「渋沢栄一をたどる」の入り口には、年齢を表す紺色の数字が表示されている。91年間の濃密な人生を送ったそれぞれの年齢ごとに、渋沢が取り組んだ活動や出来事が詳細に紹介されている。

 渋沢は第一国立銀行や東京証券取引所などの設立に尽力した経済人としての横顔が広く知られているが、若くして社会貢献活動にも深く関わっていた。今回の展示物の刷新では、福祉事業や教育分野の発展の必要性を訴え、精力を傾けてきた渋沢の多面的な姿を知ることができるようになっている。

 さらに本館に隣接する、美しいステンドグラスが映える渋沢の書庫「青淵文庫」にも展示スペースを新設。「道徳と経済は両立させることができる」として生涯、追い続けた「道徳経済合一」の理念に着目した展示が行われている。

 リニューアルオープンは当初、4月予定だったが、新型コロナウイルスの影響で約半年遅れとなった。井上館長は「ようやくこの日を迎えられた。(渋沢を)形作った奥の部分まで見せられたら」と話した。

 来館は完全予約制で前日午後3時までにホームページから予約する必要がある。

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