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聖火トーチデザインの吉岡徳仁さん、銀座駅に「光のアート」

パブリックアート「光の結晶」について説明する吉岡徳仁さん=東京メトロ銀座駅
パブリックアート「光の結晶」について説明する吉岡徳仁さん=東京メトロ銀座駅

 東京五輪・パラリンピックの聖火リレーのトーチをデザインしたアーティスト、吉岡徳仁さん(53)が手掛けたパブリックアートがこのほど、大規模改装で一新された東京メトロ銀座駅(東京都中央区)構内に設置され、行き交う人の目を楽しませている。

 「光の結晶」と題した作品はクリスタルガラス636個で構成したもので、縦約1・6メートル、横約3・5メートル。一つ一つのガラスが放つ無数の光彩が集結し、大きな一つの輝きとなる“光の彫刻”だ。地元銀座で1872(明治5)年に創業した化粧品大手、資生堂が吉岡さんに依頼し寄贈したもの。

 クリスタルガラスはすべて同じではなく、形状や並べ方などすべが設計されており、実は、ランダムな輝きの中に世界地図が隠されているという。「世界が一つになるという平和への願いを表現したかった」と吉岡さんは話す。

 駅のパブリックアートといえば陶板レリーフなどが多いが、「ガラスも錆(さ)びないし半永久的に変化しない。新しいパブリックアートの表現ができるんじゃないかと思って」。ただし作品重量が2トンに及ぶため、地下鉄駅の振動にも耐える構造設計に苦心したという。

 東京メトロによれば、銀座線、丸ノ内線、日比谷線が乗り入れる銀座駅は、同社管理駅で4番目に多い一日平均25万人超が乗降する。「憧れの街 人と街をつなぐ光のゲートアベニュー」をデザインコンセプトにした今回の規模の銀座駅大改装は、前回の東京五輪が行われた1964(昭和39)年以来という。

 吉岡さんは笑顔で語る。「古いものと新しいものが融合する銀座は、日本を代表する街。(作品が)皆さんの毎日に輝きを与えられたらいいなと思います」 (黒沢綾子)

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