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信号機のない横断歩道で7割以上が一時停止せず 茨城県警が取り締まり強化

 横断歩道の歩行者優先を守らない「横断歩行者等妨害等違反」の取り締まりに茨城県警が力を入れている。県警交通指導課によると、今年は9月末時点ですでに昨年1年間の約3倍となる違反1206件の取り締まりを行った。日本自動車連盟(JAF)が行った調査では、歩行者が横断歩道を渡ろうとする際、一時停止する車は県内で約27・3%(全国平均21・3%)に留まっており、7割以上の車が交通ルールを守っていない実態が浮き彫りになっている。(永井大輔)

 道路交通法では、横断歩道を渡ろうとする歩行者がいる場合、車両は一時停止し、かつ横断を妨げないようにしなければならないとし、横断歩道における歩行者優先を定めている。違反した場合、大型車1万2000円、普通車9000円、二輪車7000円の反則金などの罰則がある。

 JAFは、平成28年から信号機のない横断歩道の一時停止調査を全国で実施。今年は8月12~26日の平日午前10時~午後4時の間、全国94カ所(各都道府県2カ所)の信号未設置の横断歩道で9434台の自家用車や自家用トラックを調査した。

 調査結果によると、一時停止率は全国平均21・3%だった。都道府県別では長野県が最も高い72・4%で、調査開始以来不動の1位を貫いている。最も低いのは宮城県(5・7%)だった。

 茨城県は全国13位と上位にランクしているが、それでも7割以上が一時停止を守っておらず、ルール順守の水準が高いとはいえない。県内では9月10日に日立市大沼町の市道で、信号機のない横断歩道を渡っていた同市の65歳男性が乗用車にはねられて亡くなる事故も起きた。関係者は「そもそも横断歩道で一時停止することを理解していないドライバーが多いのではないか」と指摘する。

 県警は近年、横断歩行者等妨害等違反の取り締まりを強化しており、29年は941件、30年は552件、昨年は443件と減少傾向にあったが、今年は9月末時点ですでに1206件と大幅に増加した。同課は「今後も取り締まりを強化するとともに、小中学校での啓発活動などにも努める」としている。

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