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寒冷地のコロナ、増加傾向に 本格的な冬への備え 積極的な換気、一定の湿度を 

 東京医科大の濱田篤郎教授(渡航医学)は「欧州で感染が再拡大しているのも寒さが原因といわれている。北海道の感染者増も同様で、感染拡大地域が北日本から南下してくる恐れがある」と警戒感を示した。

 冬場の特徴は寒さと乾燥だが、濱田教授によると、気温の低下が人の行動に与える影響が大きい。濱田教授は「部屋を暖めて積極的に換気をするしかない。手洗いももちろん大切で、室内でもできる限りマスクを着用すべきだ」と指摘する。

 乾燥時はウイルスを含んだ細かな飛沫「エアロゾル」が飛びやすくなる。理化学研究所などはスーパーコンピューター「富岳」で、湿度と飛沫の飛散距離の関係を解析。マスクをせずにせきをした際、机を挟み1・8メートル離れて向かい合った人にどれだけ飛沫が届くかを調べたところ、湿度30%では、60~90%のときと比べ2倍以上の飛沫が到達することが分かった。

 また、エアロゾルは長時間にわたって空気中を漂う。このため、濱田教授は一定の湿度を保つことも有効だと説明、「加湿器は清掃などで適切に管理しなければ、別の病原体をまき散らす可能性があるため注意が必要だ。部屋干しなどでもよいだろう」と話した。

 鉄道では車両の窓を開ける換気対策が取られてきた。だが、寒気が車内に入り込まないよう乗客が窓を閉めてしまう可能性もある。JR東日本では、窓開けや車両上部の空調装置からの外気取り入れなどで2、3分で車内の空気が入れ替わるという。同社の担当者は「気象条件によっては、暖房効果が十分に得られない場合がある」とした上で、「換気の重要性は認識しており、基本的には今後も継続していく予定だ」と話している。

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