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【話題の本】『ライフスパン 老いなき世界』 長寿社会をどう生きるか

 ハーバード大遺伝学教授の著者が最先端科学研究から「老化」のメカニズムを解き明かした本書。発売から約1カ月で4刷5万部と、サイエンス・ノンフィクションとしては異例の売れ行きとなっている。東洋経済新報社出版局書籍プロモーション部の宮久保文子さんは「主な購入層は40~50代だが、20~30代の若い世代も多い。長寿社会の到来を自分たちの未来の問題ととらえ、興味をもってもらったようだ」と話す。

 著者は「老化は治療できる病気」と明言。生活習慣を変えるなどして「長寿遺伝子」を働かせれば、健康なまま120歳まで生きられる時代がくると説く。

 長寿のための健康法を伝授する本はいろいろあるが、本書がそうした本と違うのは、長寿社会となった未来をどう生きるべきかにまで踏み込んでいる点だろう。人がますます長生きするようになったら経済に何が起きるのか、人々は仕事を続けるのか、どんな職につけるのか、消費や貯蓄・投資の傾向はどう変化するのかなど、考えなければいけないことは多い。100歳以上が8万人を超える日本では、未来というより、まさに今生きる自分たちの問題として読みたい本だ。(デビッド・A・シンクレア、マシュー・D・ラプラント著、梶山あゆみ訳/東洋経済新報社・2400円+税)

 平沢裕子

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