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見えない飛沫、正しく回避 スパコン「富岳」で可視化 

飲食店のテーブルで感染者(奥右)の横に座った人が浴びる飛沫のシミュレーション。飛沫の到達数は真正面の場合の5倍になる(理化学研究所、豊橋技術科学大、神戸大提供)
飲食店のテーブルで感染者(奥右)の横に座った人が浴びる飛沫のシミュレーション。飛沫の到達数は真正面の場合の5倍になる(理化学研究所、豊橋技術科学大、神戸大提供)
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 一方、フェイスシールドでもシミュレーションを実施。大きな飛沫の防御効果は高いが、エアロゾルについては隙間からの侵入が避けられず、自分が発した飛沫でもエアロゾルが大量に漏れ出すことが示された。

 「フェイスシールドは着け方で飛沫の飛び方が変わる」といい、正しく装着するよう気を付ける必要があるとした上で、可能な限り、マスクを着用するように呼びかけている。

■合唱は交互に並んで

 年末が近づき、ベートーベンの合唱付き交響曲「第九」のシーズンとなり、合唱などが今年はどうなるか、気にかけている向きもありそうだ。こうしたことも念頭に、シミュレーションではコーラスの際のリスクについても評価した。

 機械式の換気設備が行き届いているコンサートホールなどを会場に、コーラスで全ての人が歌っている状態の中に、1人の感染者がいることを想定。距離をとることや人数を絞ること、マウスガードの効果などをみた。

 コーラスでは多くの人が同時に発声することから、その気流の影響もあり、前方への飛沫の飛散が強まるという。ただ、人を少なくすることで、直接飛沫を受けるリスクは下がり、互い違いに並ぶことによっても前列へのリスクは低減された。

坪倉誠チームリーダー(南雲都撮影)
坪倉誠チームリーダー(南雲都撮影)
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 マウスガードを着用して合唱した場合のシミュレーションでは、前方への流れが抑制されることで、一定のリスク低減効果があることも示された。ただ、「マウスガードよよりマスクの方が防御効果は高い」(坪倉氏)ため、可能な限りマスクを使用し、特に換気設備が整わない場で合唱の練習をする際などは、感染予防の各種ガイドラインを参照するよう求めた。

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