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【話の肖像画】女優・大地真央(64)(13)宝塚は「私の世界遺産」

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(萩原悠久人撮影)
(萩原悠久人撮影)

 《平成26年4月、出身の宝塚歌劇団が創立100周年を迎えた。兵庫・宝塚大劇場で行われた特別公演「夢の祭典 時を奏でるスミレの花たち」に、OGとして参加した》

 「大地真央」は、宝塚で生まれた名前です。第二の故郷です。久しぶりに宝塚の舞台に立ったら、思わず客席に「ただいま」と呼びかけていました。一瞬でタイムトリップして、生徒(劇団員)に戻るんです。ここで15歳から29歳まで過ごし、泣いたり笑ったり、怒ったりしました。私にとっての学び舎(や)、学校です。

 《特別公演には寿美花代(すみ・はなよ)さんや有馬稲子さん、鳳蘭(おおとり・らん)さんら、きら星のような宝塚OGが集結。大地さんは月組トップスター時代の相手役、黒木瞳さんと29年ぶりに舞台上で組んだ》

 「ガイズ&ドールズ」の主題歌をデュエットしたのですが、前奏曲が流れた瞬間、男役に戻りました(笑)。男役の格好ではなく、女優の私が表現するマニッシュ(男っぽさ)にしようと、衣装もデザインをしていただきました。現役の生徒とOGが同じ舞台に立って、最後はやはり「すみれの花咲く頃」の大合唱。宝塚って卒業しても、何とも言えない信頼関係があるんです。

 《公演翌日は、100周年記念式典に出席。秋篠宮ご夫妻ご臨席のもと、宝塚大劇場客席を約1500人の宝塚OGが埋め尽くした。式典締めくくりは、26段の大階段に、460人の現役タカラジェンヌが並び、佐渡裕さんが指揮棒を振って瀬戸内寂聴さん作詞の祝歌を合唱した》

 1階席は上級生の方々で、(宝塚音楽学校)59期の私は2階席2列目です。こうして積み重ねられた歴史の一つになれたことは、私の誇りです。宝塚は、世界に誇れる劇団です。女性だけで、男役という理想的な存在を作り上げ、これだけの規模を誇る集団は、ほかにありません。

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