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栃木・那須岳で登山者の動向把握実験 防災科研

那須岳で行われた登山者の動向把握実験
那須岳で行われた登山者の動向把握実験

 防災科学技術研究所(茨城県つくば市)は、那須岳(栃木県那須町)で登山者の動向把握実験(那須岳チャレンジ)を実施した。登山者の数や位置などの動向データを集めて、噴火した際に登山者が受ける被害を想定、避難計画の策定に役立てる。

 実験では、ビーコン(電波受発信器)を登山者に配布。事前に登山道に設置していたレシーバーで登山者の動きを検知することで、おおよその数や位置などを把握できるという。文部科学省の次世代火山研究推進事業の一環として実験が行われた。

 平成26年に発生した御嶽山(長野・岐阜県)噴火の際には、登山者の動向が把握できず救助・捜索に時間を要したとされる。このため、平成27年から富士山で、昨年は御嶽山で同様の実験が行われ、今回は国内3カ所目となる。

 今月上旬、2日間に渡って実施された実験では、同研究所が約2千個のビーコンを用意。峠の茶屋駐車場と那須ロープウェイ山麓駅で登山者に配布してデータを集めた。

 同研究所によると、データは登山道の混雑状況の把握や避難時の位置特定、行動パターン(移動速度、ルート、休憩ポイント、ロープウエー利用の有無)などの把握につながるという。噴火発生時には、登山者の動向把握にかかる時間の大幅な短縮が見込まれる。

 今後、データは那須岳火山防災協議会と共有し、避難計画策定の資料にする。(伊沢利幸)

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