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埼玉の緑地で不法投棄増加 「ステイホーム」が遠因か

不法投棄の抑止を狙い、「夜間パトロール実施中」と記した看板を設置する市の担当者=14日午後、さいたま市緑区(内田優作撮影)
不法投棄の抑止を狙い、「夜間パトロール実施中」と記した看板を設置する市の担当者=14日午後、さいたま市緑区(内田優作撮影)
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 さいたま市と埼玉県川口市にまたがる大規模な緑地「見沼田んぼ」で、家具や家電製品、家庭ごみなどの不法投棄が増加している。新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛やテレワークの浸透が生活ごみの増加を招いた結果、不法投棄の遠因になっているとみられ、県警などは本格的な取り締まりに着手した。

 見沼田んぼは水田や雑木林が点在する広大な緑地で、県などが湿地再生を目指し草刈りや水位調整などの環境管理を行っている。

 一方で夜間を中心に人通りが少ないエリアでもあり、以前から不法投棄の場所として狙われる傾向にあった。

 さいたま市によると、新型コロナウイルスの感染拡大後に不法投棄の増加が目立ち始め、今年4~9月の件数は前年同期の約2倍だったという。市産業廃棄物指導課の担当者は「『ステイホーム』の期間に家庭で出たごみを捨てている可能性もある」と指摘する。

 国の緊急事態宣言発令期間中、見沼田んぼの付近に立地する市の清掃工場は一般市民のごみ持ち込みを休止していた。県警によると、この期間に廃棄物処理法違反容疑で検挙された投棄者の中には「清掃工場が閉まっていたため、ごみを持ち帰るのが面倒だった」と供述する者もいたという。

 こうした状況を踏まえ、県警と市は14日夜、見沼田んぼ付近の国道463号で貨物自動車を対象にした共同の検問を実施した。「夜間パトロール実施中」などと書いた看板も設置し、投棄の抑止を狙う。

 県警浦和東署の高久祥一生活安全課長は「見沼田んぼには農業を営む人もいる。環境にも悪影響を与える不法投棄を市と連携して取り締まっていきたい」と話している。(内田優作)

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