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乾燥する冬、コロナ対策に加湿と換気が効果的 「富岳」証明 

理化学研究所のスーパーコンピューター「富岳」を使ったシミュレーション画像。湿度が90%の室内でせきをすると、机の上に多くの飛沫が落ちていることが分かる(理研、豊橋技術科学大、神戸大提供,京都工芸繊維大協力)
理化学研究所のスーパーコンピューター「富岳」を使ったシミュレーション画像。湿度が90%の室内でせきをすると、机の上に多くの飛沫が落ちていることが分かる(理研、豊橋技術科学大、神戸大提供,京都工芸繊維大協力)
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 新型コロナウイルスの感染予防に対し、室内の加湿や換気が一定の効果があることが、理化学研究所が運用するスーパーコンピューター「富岳」によるシミュレーション(模擬実験)で分かった。理研が13日、飛沫(ひまつ)や室内環境をシミュレーションした結果を公表した。空気が乾燥する冬場に向けて、具体的な予防法につながりそうだ。

 人がしわぶきをしたり、会話をしたりしたときに飛ぶ飛沫には、床や机などにすぐ落下する比較的大きな飛沫と、粒の大きさが5マイクロメートル(1マイクロは千分の一ミリ)程度以下で空気中を長時間漂うエアロゾルがある。

 今回のシミュレーションで、室内の空気が乾燥していると、飛沫が急速に乾いてエアロゾルになる量が増えることが判明した。例えば、オフィス内で、1・8メートルの間隔で2人が向かい合って座っている際に、一方がせきをした場合をシミュレーションしたところ、湿度が30%のときには飛沫全体の6%近くが対面する人に到達した。しかし湿度60%と90%のときは到達が2%前後に抑えられたという。

 神戸大教授で理研チームリーダーの坪倉誠氏は「加湿器などを使って60%を目安に湿度を上げたり、エアロゾルを希釈する(薄める)ために換気したりすることが大事だ」と指摘。

 ただ、高湿度の環境ではエアロゾルが減る分、机などに落ちる飛沫が増え、落ちた場所を通した接触感染リスクは高まる。研究チームは、手が触れるところをアルコールで拭いたり、手洗いをしたりといった対策を併用することが肝要だとしている。

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