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神恵内村長「批判は一身に受ける」 核ごみ調査受け入れで住民報告会

 報道陣の取材に答える北海道神恵内村の高橋昌幸村長=2日午後、神恵内村役場
 報道陣の取材に答える北海道神恵内村の高橋昌幸村長=2日午後、神恵内村役場

 原子力発電で生じた高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分地選定をめぐり、文献調査の受け入れを表明した北海道神恵内(かもえない)村の高橋昌幸村長は11日、住民報告会を開き、「決断が正しかったかどうかは将来にわたる審判を待つしかない。批判は私が一身に受ける覚悟だ」と理解を求めた。

 9月26日から30日に計5回開かれた住民説明会は、国と原子力発電環境整備機構(NUMO)が実施。今月9日の記者会見で表明するまで、高橋村長は「議会の議決を尊重する」などと受け身の立場をとっており、住民に自らの考えを伝えるのは報告会が初めて。

 村内の4カ所を巡回し、計約140人が出席した。約90人が集まった中心地区では「(国の申し入れを)村が受諾したことを大変うれしく思う」「決断を支持したい」と調査受け入れに賛成する声が相次いだ。

 一方、「1カ月で判断するのは難しい」と受け入れ表明までのプロセスに不信感を募らせる声も複数あった。「村が2分することはあり得ない。小さい村だからできる」という意見には拍手が送られた。

 文献調査は選定の第1段階で、過去の記録で火山や断層の活動などを調べる。受け入れ自治体には約2年間で最大20億円の交付金が支払われる。

 過疎化が急速に進む神恵内村は人口約820人。村商工会が9月8日、調査への応募検討を求める請願を村議会に提出し、村議会が10月8日の臨時本会議で採択した。高橋村長は同9日、国の文献調査実施申し入れを受諾した。

 神恵内村から約40キロ離れた寿都(すっつ)町は、片岡春雄町長が9日、公募に応じる方式で文献調査の応募書類を提出。2町村が第2段階に進むには知事と首長の同意が必要だが、鈴木直道知事は調査に反対する考えを明言している。

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