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【話の肖像画】女優・大地真央(64)(3)異色の道…火が付いた「宝塚愛」

 オーディションで選ばれ、日本コロムビアから出したデビュー曲は「悲しみのアイドル」。スーパーの入り口やデパートの屋上に、「まぶしいアイドル。太陽の19歳」と、私のキャッチフレーズを書いたのぼりを立て、オープンリールで音を出し、ミカン箱の上で歌ったこともあります。要するに、売れなかったんです。

 同期は「ベルばら」の新人公演でいい役が付いてきているのに、自分だけ取り残されるようで、「私、何やっているんだろう」って思ったこともあります。でも、自分はみんなが経験できないことを経験しているという思いや、1年3カ月と期間限定だったこともあって、どこか面白がっている部分もありましたね。

 実は当時、外部から「ウチに来ないか」とお誘いもいただいたんです。でも私は、アイドルになりたかったわけじゃない。「宝塚で自分が納得するまでは絶対に辞めない」と決意していました。宝塚から離れていたからこそ、ほんのいち下級生なのに、宝塚を背負っている気になって「宝塚歌劇を、世間に知らしめたい!」という使命感に燃えていました。(聞き手 飯塚友子)

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