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【話の肖像画】女優・大地真央(64)(1)「日本の元気の源」に

女優・大地真央さん(萩原悠久人撮影)
女優・大地真央さん(萩原悠久人撮影)

 《宝塚歌劇団のトップスターから女優に転じ、今年で35年。演じてきたのは「マイ・フェア・レディ」のイライザなど、大作のヒロインばかりだ。テレビドラマやCMの出演も相次ぎ、大輪の花のような輝きは増すばかりで、8日から米喜劇作家ニール・サイモンの人気作「おかしな二人」(シアタークリエ)に主演する》

 コロナの時代だからこそ、お客さまに思う存分、笑っていただきたいです。笑いは免疫力を高めるっていいますから。幕切れにはショーも付き、出演者全員で、ダンスしながら歌います。私たちは夢を売る職業です。ある演出家からは「大地真央の元気は、日本の元気の源」というメールをいただきました。劇場でひとときの夢をみて、「明日から現実に戻るけれど、頑張ろう」と活力源になれたら、本当に幸せ。元気になってお帰りいただきたいです。

 《宝塚時代から、コメディエンヌとして知られていた大地さん。今回演じるのは、ニューヨークの敏腕テレビプロデューサー。仕事はできるが、部屋は散らかり放題で、亭主にも逃げられた無精者だ》

 役との共通点はあまりないです(笑)。キャリアウーマンで非常に才能はあるけれど、お掃除が苦手。私も、仕事ではすごくこだわる一方、ほかはどうでもいいところがあって、その部分は似ているのかも…(笑)。私が演じるオリーブと、几帳面(きちょうめん)なフローレンス(花總(はなふさ)まり)との、“おかしな二人”の同居で、すごーく変になればいいですね。

 《未曽有のコロナ禍は、演劇界にも多大な影響を与えた。公演は軒並み中止。大地さんもステイ・ホーム期間を経て8月、半年ぶりに再開した帝劇の「ザ・ミュージカルコンサート」に特別ゲストで出演。久しぶりに舞台に立った》

 幸い今年前半、舞台の仕事を入れていなかったので、直接の影響はありませんでした。お稽古をし、初日前に中止になった方々は、どんなに切なく、悔しかっただろうと思います。

 コンサートでは、「ローマの休日」など東宝のオリジナルミュージカルから4曲を歌いました。お客さまが半分しか入っていませんから、客席は市松模様で、休憩もなしです。以前とは違いますが、やはりお客さまとじかにお会いできてうれしかった。なんといっても舞台の魅力はライブ(生)ですから。(聞き手 飯塚友子)

【プロフィル】大地真央(だいち・まお)

 昭和31年、兵庫県生まれ。48年、宝塚歌劇団に入団。月組トップスターとして一時代を築き、宝塚の枠を超える人気を博す。退団後は女優として、舞台を中心に映像の世界でも第一線で活躍。「マイ・フェア・レディ」のイライザ役は20年間で615回演じた当たり役。「ローマの休日」で文化庁芸術祭賞大賞、菊田一夫演劇賞ほか受賞歴多数。

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