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東京都、GoTo警戒 観光経済と予防の両立が課題

東京都庁の第一本庁舎=東京都新宿区(佐藤徳昭撮影)
東京都庁の第一本庁舎=東京都新宿区(佐藤徳昭撮影)

 東京都で新型コロナウイルスの新規感染者数が200人前後の高い水準が続いている。9月の4連休(19~22日)で人の往来が活発になったことが背景にあるとされ、帰省先などでの感染ケースも相次ぎ判明している。7月に組まれた4連休後の8月にも感染者数が急増した。この10月は社会経済活動の促進のために政府の観光支援事業「Go To トラベル」の対象に東京が加わったことが感染者増を伴うことも想定され、都は感染防止対策を呼びかけながら神経をとがらせている。

 4連休最終日から1週間後の9月29日、都内で報告された感染者数は212人に達して3日ぶりに200人を突破した。10月2日まで4日連続で200人前後が続く。感染から発症まで一定の時間がかかることから、4連休中に感染が広がったとみられる。

 「都内の自宅で11人と会食して感染」「友人3人と4~5時間会食して感染」など4連休の感染の具体例も明らかになり、帰省先で感染した父親から30代の妻と10代の子供にうつった二次感染も確認された。都の担当者は「4連休に由来する感染者数の増加が本格化している可能性がある」と指摘する。

 これまでも連休明けに新規感染者は増加してきた。7月23~26日の4連休の場合、連休前の7日間平均の感染者数は242・9人(22日)だったが、8月1日には300人を突破。5日には346・3人でピークに達していた。

 9月の4連休は「Go To トラベル」の対象への東京追加を直前に控えており、小池百合子知事も外出をできるだけ控えるよう呼びかけていた7月とは違って「旅先でもマスクの着用や手指消毒など、引き続き気を付けてほしい」としていた。

 KDDI(au)のまとめによると、全国的に4連休中の主要観光地の人出は回復し、前年9月の休日の平均に対し、2倍以上になった地点もあった。東京では、浅草雷門が1・6%増だった。

 都は「Go To トラベル」の追加に伴い、都民による都内の旅行代金を補助する制度を作るための補正予算案を編成。今後、さらに東京を中心に人の往来が活発になることも想定され、10月1日の都のモニタリング会議では「経済活動の活発化に伴い、感染拡大のリスクが高まるので厳重に警戒する必要がある」などとして警戒度を上から2番目で維持した。

 課題となる感染防止対策と社会経済活動の両立。小池氏は2日の定例記者会見で「旅行や皆でワイワイ食事するのは楽しいものだが、『大皿にしない』『会話のときにはマスクをする』など基本の基本を守ってほしい」と強調した。

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