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埼玉にコウノトリ3羽飛来 繁殖に期待

埼玉県の「見沼田んぼ」に飛来した3羽のコウノトリ(同県生態系保護協会提供)
埼玉県の「見沼田んぼ」に飛来した3羽のコウノトリ(同県生態系保護協会提供)

 さいたま市と埼玉県川口市にまたがる大規模な緑地「見沼田んぼ」に、国の特別天然記念物のコウノトリが3羽飛来したことが確認された。県生態系保護協会によると、3羽が同時に県内に飛来、滞在したことが確認されたのは初めてといい、関係者は定着と繁殖に期待を寄せている。

 3羽が飛来した場所は見沼田んぼ内の「芝川第一調節池」(92ヘクタール)で、協会の職員が24日に確認した。個体識別用の足環から、埼玉など4県にまたがる渡良瀬遊水地を巣立った雄の「わたる」と、こうのとりの里(千葉県野田市)から放鳥された雌の「レイ」、雄の「カズ」と判明した。

 25日にも姿を目視したが、26日にはいなくなっていた。

 野生のコウノトリは国内では昭和46年に絶滅し、平成17年、兵庫県豊岡市で人工飼育による放鳥が始まった。協会の担当者は「市街地に近い人工の調節池に3羽が飛来した。定着、繁殖することになれば、世界的に評価される取り組みになる」としている。

 芝川第一調節池は見沼田んぼを流れる芝川の氾濫を抑える治水施設で、湿地の再生を目指し、埼玉県などによる草刈りや水位調整といった環境管理が行われている。その結果、コウノトリの餌となるドジョウなども確認されており、飛来の要因となった可能性があるという。

(中村智隆)

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