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コロナ禍…「言葉の力」ラジオで発信 フリーアナウンサー・宇和千夏さん

 ■「命の番人」として

 同局で月~金曜、10年以上続いている長寿番組がある。「こころの病を知ろう」。日赤和歌山医療センターの東睦広(ひがしむつひろ)精神科部長との対談形式で、自殺を考えたり失意の中にあったりする人たちに少しでも寄り添おうという内容だ。

 「うつになるのは、まじめで責任感の強い人が多い。もっと楽に、頑張らなくていいんだよと思ってくれれば」とのメッセージを込める。

 宇和さん自身、この番組がスタートするのを機に、自殺防止へ政府などが取り組みを進める「ゲートキーパー」(命の番人)となり、心の悩みをもつ人にじっくり耳を傾けている。

 ■出会いの橋渡し

 ゲートキーパーの経験と、ラジオが結びついた事例がある。

 「こころの病-」とは別の、宇和さんが担当する番組を1年以上聞いていた男性がいた。「明るくしゃべり続けるこのおばさんは、どんな人だろう」と公開放送に訪れた。自宅に引きこもっていたというこの男性は「家から出られない。何度も死のうと思った」とぽつりぽつり話しだした。しだいに心の扉を開き、外出ができるようになり仕事にも就いたという。

 「ラジオから流れる声を通じてリスナーたちがいろんな思いを抱き、互いにつながっていく。私はその橋渡し役でありたい。いい出会いがあると、人は前を向くようになるんです」。コロナ禍にある今だからこそ、ラジオから発する言葉の力を信じている。

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